館林キリスト教会

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市川副牧師 コラム集(17)

 新聖歌46番(賛美歌205番) 2005年8月28日

  「あなたはいのちの道をわたしに示される。あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。」  詩篇16篇11節  
  これは先週の賛美歌です。
 作詞者はホレイシャス・ボナーという方です。彼はスコットランドの名門の出身で、各地の教会を牧会しました。多数の著作と10巻に近い讃美歌集があり、スコットランドに賛美歌を普及することに貢献しました。イギリスの五大讃美歌作者の一人と言われています。
 この賛美歌は兄ジョン・J・ボナーの求めに応じて1855年10月第一日曜日に教会の礼拝のために作ったものだそうです。そのときの題は「わが記念としてこれを行え」と言う聖句でした。
 聖餐式の賛美歌の傑作と言われているそうです。
 作曲者はエドワード・J・ホプキンズという方で、1818年英国に生まれました。王室礼拝堂で音楽教育を受け、少年の頃ウエストミンスター聖堂でオルガンを弾き、16歳でミチャム教区教会のオルガニストに就任しました。その後25歳から55年間、80歳までテンプル・チャーチのオルガニストとして奉仕しました。「同教会の音楽を世界最高のレベルにまで引上げた」と言われているそうです。賛美歌、オルガン曲などを多数作曲し、多くの讃美歌集の編集をしました。
 「讃美歌略解」より

 新聖歌432番(賛美歌214番) 2005年9月25日

 賛美歌66番「聖なる 聖なる 聖なるかな」の作詞者、レジンルド・ヒーバーという方の作詞です。イギリスに生まれ、牧師となりインドで伝道しました。しかし、若くして召されました。
 この賛美歌は多くの国で歌われている広大な宣教の歌です。1819年宣教集会のため請われて作った賛美歌で、その集会ではじめて歌われました。4年後に賛美歌集に掲載されましたが、ヒーバーがインドに赴いた翌年のことでした。
 作曲者は、米国賛美歌の父、米国教育音楽の父と言われるロウエル・メイスンという方です。
 「讃美歌略解」より

 あなたの心配を 神様に祈りましょう 2005年10月16日

 「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
 そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」
 ピリピ人への手紙4章6節、7節
 わたしたちは喜びも幸福も経験しますが、不安や心配は尽きないものです。その不安や心配を何でも祈りなさいと、招いていてくださる真の神様がいらっしゃることを聖書は教えています。教会にお見えになったのを機会に、あなたも、お祈りのうちに平安をいただきながら生活なさってはいかがでしょう。

 アドベント 2005年11月27日

 アドベントは待降節とも言われます。キリストのご降誕の記念日を待ち望む一ヶ月あまりの期間を言います。11月30日に一番近い日曜日から始まります。今年は今日から12月24日までがその期間となります。
 ヨハネは福音書の書き出しをこう始めています。「初めに言(ことば)があった。…言(ことば)は神であった。…この言(ことば)に命があった。そしてこの命は人の光であった。」
 マタイはイエス様がカペナウムでみ言葉を宣べはじめたとき、イザヤ書の預言のことばが成就するためである、と記してイザヤ書のお言葉を引用しています。
 「…異邦人のガリラヤ、暗黒の中に住んでいる民は大いなる光を見、死の地、死の陰に住んでいる人々に、光がのぼった」。
 罪の暗闇にいる私たち、死の影におびえる私たちのところに、光なるキリストがおいでくださったので、信仰によってキリストによる救いを受け、確かな望みに生かしていただけるのです。