館林キリスト教会

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礼拝のメッセージ 1999年2月

愛の私信  ピレモンへの手紙8〜13 伊藤副牧師 

1999年2月7日
 ピレモンへの手紙は、パウロが小アジア、コロサイの町に住むクリスチャン宛ての個人的な手紙です。 ピレモン家の奴隷だったオネシモは、主人のお金を盗み、ローマに逃亡したのです。しかし彼の生活は、すぐ行き詰まってしまい、途方にくれている時、パウロが囚人としてローマにいることを知りました。 さっそく彼は牢獄にパウロを訪ね、そこで福音を聞いて罪を悔い改め、キリストを信じて救われました。こうして彼は「役に立たない者」から、その名前のごとく「オネシモ」すなわち「役に立つ者」と変えられたのです。 そしてパウロは、このオネシモを主人ピレモンのもとに返すことにしました。その時、パウロはピレモンに、「オネシモを愛する兄弟のひとりとして迎え入れてくれるように」懇願しつつ書いたのがこの手紙なのです。 今朝は、聖書中唯一の私信であるこのピレモンへの手紙から、オネシモのためにとりなすパウロの愛を学びたいと思います。(伊藤)
 

無くてならぬもの ルカ福音書10:38〜42 伊藤副牧師 

1999年2月14日
 イエス様が十字架におかかりになる数ヶ月前、エルサレムへ行く途中、いつものようにマルタとマリヤ姉妹の家を訪ねました。  マルタはイエス様の訪問が嬉しくて、さっそく接待に心を配りました。一方マリヤは、イエス様の足もとにすわっったきりで、みことばに聞き入っていました。 ところが、マルタはイエス様と弟子たちの接待の準備でだんだん忙しくなってしまったのです。ふと妹のマリやを見ると、イエス様の所にすわって食い入るようにお話を聞いているではありませんか。そこでマルタは妹が自分の手伝いをしないのと多忙のために心が乱れ、イエス様に苦情を言ったのです。 その時イエス様が、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている。しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。」と教えられたのです。 今朝は、私たちの信仰生活に「無くてならぬもの」とは何かについて、ご一緒に学びたいと思います。(伊藤)
 

志と願い ピリピ人への手紙2:13 小林 牧師 

1999年2月21日
 今読んでいただいた、ピリピ人への手紙二章は、私が一九九九年のために与えられたみ言葉です。 毎年年末には、特別にお祈りして、新しい年のためにみ言葉をいただき、それを毛筆で書いて会堂に掲げ、また元旦祈祷会や新年礼拝にお話する例ですが、今年はそれが許されませんでした。また主が許して下さる日もありましょう。しかし今朝、こんな形でお話の機会が与えられて感謝です。 録音は市川先生に助けていただきました。話の中で、絶句してしまったところがありますが、病人で気が弱くなっているのだと、許してください。 また私は五〇年間聖書学校の先生をしたと言うのは四〇年の間違いです。 会堂新築の見通しの話で一億六、七千万円と言いましたが、実は私の本音はさらにもう一千万円くらい多く与えられる予感がして、祈っているのです。 以上は、補足、修正のつもりで書きました。 続いて私のためにもお祈りくださるよう、心からお願いします
 

バプテスマのヨハネ  ルカによる福音書3:1〜3 市川副牧師  

1999年2月28日
 バプテスマのヨハネは、祭司の家系であるザカリヤと妻エリサベツのもとに生まれました。ルカによる福音書一章にありますように、ヨハネが誕生する前にザカリヤに啓示が与えられました。幼子の使命は「整えられた民を主の前に備えること」でした。 彼は成長するとユダヤの荒野で神の言葉を人々に宣べ伝えました。やがて人々は、ヨハネの悔い改めを迫るメッセージを聞きに続々と集まりました。お話を聞いた人々は自分の罪がよくわかったので神様に申し訳無くて、心を刺されるような気持ちでした。多くの人々が罪を告白しバプテスマを受けました。 ヨハネはキリストについて「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」と紹介しました。 キリストはヨハネについて「預言者以上の者である」と言われ「燃えて輝くあかりであった」と言われました。 ヨハネは人々が心整えられて、救い主キリストを受け入れるための準備をしました。「キリストこそ救い主だ」とよく知って使命を全とうしました。