館林キリスト教会

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礼拝のメッセージ 1998年12月

最大のプレゼント ヨハネ黙示録3:19〜21 小林 牧師 

1998年12月6日
 ヨハネ福音書三章一六節「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」。このみ言葉は最近の集会で繰り返し開かれた。まことにキリストはわれわれの救いのために、神から遣わされた救い主、最高の賜物なのだ。
 このようにキリストは「神の賜物=プレゼント」と言われる。また黙示録三章には、彼は「われわれの心の門をたたくお客」にたとえられている。救いをもたらす特別なお客。何というすばらしいことだろうか。クリスマスは、そのキリスト降誕の記念日である。
 しかし、プレゼントは感謝して頂くこともできるし場合によってはつき返すこともある。またお客は、歓迎して迎え入れることもあるが、玄関払いをすることもある。
 祝福のクリスマス。この機会に、まずわれわれは、キリストに対するその態度を確認しなければならない。そして救われたものの感謝をもって、心からクリスマスを祝いたい。

不思議な文字  ダニエル書5:1〜6 伊藤副牧師 

1998年12月13日
 B・C六世紀頃、バビロンという大国がありました。この国は、二代目のネブカデネザル王の時に最も繁栄し、当時の世界に君臨していました。
 旧約聖書ダニエル書五章は、権力を誇り、栄華を極めたこのバビロン帝国の滅亡の章です。その日、ネブカデネザル王の孫ベルシャザル王は宮殿に千人の大臣たちを集め、大宴会を催していました。酔いがまわってきた頃に、王はエルサレムの神殿から奪ってきた金銀の聖なる器を持ってくるように命じ、人々はそれで酒を飲んだのです。
 その時突然に人の手の指が現れ、宮殿の壁に不思議な文字で「メネ、メネ、テケル、ウパルシン」と書きました。その意味は「あなたの治世は終わり、あなたの目方は足りなく、あなたの国は分かたれてメディアとペルシャに与えられる」というものでした。
 そしてこの時ダニエルが解説したように、王はその夜のうちに殺され、国は滅亡してしまったのです。
  今朝は、この不思議な文字が私たちに教える人生の目的と教訓を学びたい。

祝福の集まり 詩 篇133:1〜3 小林 牧師 

1998年12月20日
いよいよ来週から、みんなで心を合わせて祈り、準備してきた「特別伝道月間」が始ります。
すでに関係者には、牧師の丁寧な招待状、集会案内などの手紙を出しました。また十月一日(木)には、市内全域に「新聞折込チラシ」が配達されます。
みなさんも、家族や友人や、近所の人を誘っているでしょう。どうか祈りが答えられて、大勢の会衆が送られ、福音を学び、教会に結びつき、救いを経験できるように期待しています。
私たちは、伝道したい、人を教会に連れてきたい、という願いが強いのですが、不思議なことに、伝道には緊張感があり精神的な戦いがあります。どうか神様が弱いものに力を与えて、伝道に励むことができるように、さらにお祈りして行きましょう。
しかし中には極端に気が弱くて、わたしには無理だと言う人もありましょう。そういう人は決して無理をしないで、できることで協力してください。
そのすべてを神様が用いてくださることを、お互いに信じましょう。

愛あるところ神あり マタイ福音書25:31〜36  市川副牧師 

1998年12月27日
 今朝は、トルストイ原作、クレイアニメ「靴屋のマルチン」を見ましょう。
 クレイ(粘土)で表現した表情は繊細で、かつ人物の心情がよく伝わってきます。 マルチンは、長い間生きていくことに絶望していました。やがて聖書のおことばを読むうちに、神様の愛を再び見出します。同時に、人々を愛する喜びに生きるようになります。 すなわち、このアニメのテーマは「愛」です。アニメでご覧になる通りです。そして、マルチンを変えた、聖書のテーマも「愛」です。私たちクリスチャンのテーマも「愛」です。教会のテーマも「愛」です。
 マタイによる福音書二五章四〇節のようにキリストは、なにものにも勝って「愛」を喜んで下さるのです。私たちも「愛」によって幸福を受け取るのです。
 愛は人を生かします。愛と団結は教会の健康を支えます。愛は教会のエネルギーです。愛は戦闘力です。教会の愛によって、人々は神様の愛とキリストにある新しい命を見出すのです。