館林キリスト教会

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礼拝のメッセージ 2008年2月月

「窮状打開」 列王紀下6:24〜27 市川副牧師 

2008年2月23日
 北のアッスリヤ、南のエジプト、これらの大国にはさまれた小国スリヤとイスラエル。あるとき、スリヤがイスラエルに攻め込んできました。優勢なスリヤに追い詰められ、ついに、サマリヤ城に立てこもりました。
 兵糧攻めにあったイスラエルは、じりじりと食糧不足に追い詰められ、食料の値段は途方もなく跳ね上がりました。貧しい人々は、命を維持できないという厳しい状況が続きました。
 イスラエル王も預言者エリシャに助けを求めました。エリシャは祈りつつこう返答したのです。「神様が助けてくださるから大丈夫。明日にはみんな満腹し、食料の値段も安くなる」と。
 このサマリヤの町に、重い病気の四人の仲間がいました。何の保障制度もない当時は、病気になれば、物乞いをして食べつなぐしか方法はありませんでした。王様でも食料がないこの事態におよんで、彼らは、自分たちの取るべき方向について話し合ったのでした。彼らの行動が、苦境にあえぐサマリヤを救うことになったのです。      (市川)

「信仰の根を張ろう」 詩篇1:1〜3 伊藤 牧師 

2008年2月17日
 今日は礼拝に続いて定期教会総会が開かれます。二千八年度予算審議があります。お祈りをもってご参加くださいますようにお願いします。
 詩篇1篇3節には、神様に対してまっすぐ歩む人の幸いな人生が、水の流れのそばに植えられた木にたとえられています。
 この木は、流れのほとりに自然に生えた木ではなく、手入れされて移植された木です。この木は激しい太陽の下でも、しっかり根を張り、水を補給しているので枯れないで豊かな実を結んでいるのです。それはちょうど罪と滅びから救われ、教会の群れの一員となり、神様の恵みに生きる群れの姿に似ています。
 ある人は「多くの人たちが、イザという時に支えとなる根っこを持っていないので、状況の変化に右往左往してしまい、人生の地震に倒され、嵐に吹き飛ばされ、洪水に押し流されてしまっている」と言っています。。
 今朝は、私たちが試練に勝利し、豊かな実を結んで行くために、しっかり信仰の根を張る必要を学びましょう。(伊藤)

「ネバーギブアップ」 マルコ福音書2:1〜5 伊藤 牧師 

2008年2月10日
  第二次世界大戦中、英国のロンドンがドイツに空襲された時、時の首相ウィンストン・チャーチルが国民に向かってした演説「ネバーギブアップ(決してあきらめるな)」はあまりに有名だ。
 やくざから牧師になった金沢泰裕さんは、家族や周りの人たちが「立ち直ってほしいという希望と、必ず立ち直ってくれるに違いないという信仰と、立ち直ってくれるまであきらめないという愛」で祈ってくれたと言っています。
 聖書には、イエス様がカペナウムでお話をしていた時に、大勢の人たちがやって来て、小さな家の戸口は隙間のないほどいっぱいになったという出来事が記されています。
 その時、四人の友達が中風の人を担架にのせたまま連れてきました。しかし彼らはイエス様のそばに近づくことが出来ませんでした。それでも彼らはあきらめず、奇想天外にも屋根をはぎ、中風の人をイエス様のそばに吊りおろし、彼の救いと癒しを見たのです。
 今朝は、この「ネバーギブアップ」の大切さを学びましょう。  (伊藤)

「栄光の神への信仰」 使徒行伝7:1〜5 伊藤 牧師 

2008年2月3日
  エルサレム教会の役員の一人として立てられていたステパノは、恵みと力に満ちていましたので、教会の内外で絶大な信頼と尊敬を受けていました。
  ところが、ヘレニストのユダヤ教徒たちは、知恵と御霊によって語っていたステパノに議論では勝てないのをみると、偽りの証人たちを立てステパノを訴えたのです。彼らが訴えた理由は、「この人は、この聖所と律法とに逆らう言葉を吐いて、どうしても、やめようとはしません。」とか、「あのナザレ人イエスは、この聖所を打ちこわし、モーセがわたしたちに伝えた慣例を変えてしまうだろう、などと彼が言うのを、わたしたちは聞きました」というものでした。
  それでステパノは、アブラハムの召命からソロモンの神殿建築に至るまでのイスラエルの民族の歴史を述べて、弁明したのです。
  その内容は、族長時代(一〜十六)、モーセと律法(十七〜四十三)、幕屋と神殿(四十四〜五十三))に区分出来ます。今朝は、族長時代における「栄光の神への信仰」について学びましょう。(伊藤)