館林キリスト教会

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礼拝のメッセージ 2007年11月

「一びんの油」 列王紀下4:1、2 市川副牧師 

2007年11月25日
 ある預言者の妻がエリシャを尋ねました。彼女は、夫である預言者が亡くなったと、エリシャに告げたのです。しかも借金があったので、貸し主が返済を求めていて、もし返せなければ二人の子供を奴隷にするというのです。この夫人は途方にくれ、自分の手に負えないこの事態について、エリシャのもとに相談に来たのです。
 エリシャの口をついて出た言葉は「あなたのために何をしましょうか」という心からの言葉でした。
 私たちも、この夫人のように、どうしてよいかわからない、行き先真っ暗と思うような状況におかれることがあります。家族や、友人がそういう場合もあります。
 また、「あなたのために何ができるでしょうか」と、自分には助けて差し上げる何の力もないことを痛感させられることもあるでしょう。
 しかし、主は、家に残された一びんの油をも祝福してくださって、この家族を窮地から救い、養ってくださったのです。(市川)

「ソドムの滅亡」 創世記19:1〜5 伊藤 牧師 

2007年11月18日
  創世記十九章は、アブラハムの祈りの答えが記されているところです。
 アブラハムは、ソドムの町に十人の正しい人がいることを期待しましたが、その期待は裏切られ、ソドムの町は滅ぼされてしまいました。しかし神様は、アブラハムの祈りに答えて、ロトとその家族を救い出して下さったのです。
 十八章には、アブラハムの模範的な姿が記されているのに対し、十九章にはロトの失敗の姿が記されています。
 ロトは、見えるところによって歩んだことにより信仰の戦いに敗れ、ソドムの町に住んだことにより世との戦いに敗北し、ソドムの悪に染まったことにより罪との戦いに負け、婿たちに警告したことばを冗談のように受け取られたことにより福音の戦いに惨敗したのです。
 ロトの妻は、み使いの言葉に背いて、後ろを振り返り塩の柱となってしまいます。ロトと二人の娘は救われますが、不道徳な罪の影響が、この家族を支配し続けることになるのです。
今朝は、こうしたソドムの滅亡の様子をご一緒に学んでいきましょう。(伊藤)

「あなたは、どんな神を 選んでいますか?」 ヨハネによる福音書15:16 村上隆一牧師 

2007年11月11日
 今朝の特別伝道礼拝には、館林キリスト教会出身の村上隆一先生をお迎えしています。
 現在先生は、福音キリスト教会の主管牧師として、五つの教会の責任を持っています。かつては西日暮里ビジョンのもとに、十以上の教会の責任をもち、既に戸塚、笹塚、浦和の各キリスト教会は独立して歩んでいます。
 海外宣教にも重荷を持ち、モンゴル、アフガニスタンを中心とする西アジアの伝道、ブラジルに福音キリスト教会の群れから宣教師を送っています。
 そんな先生の説教は、幅広い視野から語られるので、とても魅力的です。
 小林牧師の教え子で、日本の福音派をリードされた一人である羽鳥純二先生は、村上先生は小林先生とそっくりだ、などと言われたそうです。論理的で説得力があるので、語られる聖書の言葉が生き生きしています。
 今朝先生は、「あなたは、どんな神を選んでいますか」というテーマで話して下さる。先生を通して語られる神の言葉に耳を傾けてお聞き下さい。 (伊藤)

「使徒たちの釈放」 使徒行伝5:33〜42 伊藤 牧師 

2007年11月4日
 ユダヤ議会の議長である大祭司は、使徒たちを尋問し、イエスの名によって語ることを再び厳しく禁じました。
しかし使徒たちは、恐れをなして黙するどころか、「人間に従うよりは、神に従うべきである」と自分たちの信仰を議会の真ん中で堂々と告白したのです。
この答弁を聞いて最も怒り狂ったのは、議会の多数派で、死人の復活を否定するサドカイ派の人々でした。彼らは使徒たちを殺そうと思ったほどです。
この時登場したのが律法学者ガマリエルです。「国民全体に尊敬されている」と紹介されるこの人は、のちに使徒パウロの恩師であることも明らかにされます。
さすがに博学ガマリエル、見事な意見で議員たちを説得します。彼は「その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだろう。しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。」と語ったのです。
  今朝は、律法学者ガマリエルの勧告を受け入れ、それによって使徒たちが釈放されたところを学びましょう。(伊藤)