礼拝のメッセージ 2007年3月
「シバの女王」 列王紀上10:1〜3 市川副牧師
2007年3月25日
ソロモンは、主を礼拝するための神殿と王の宮殿を建てました。その他ソロモンが望んだすべてを建て終えた時、かつてギベオンで主が現れてくださったように再び語りかけてくださいました。
「あなたの父ダビデが歩んだように全き心をもって正しくわたしの前に歩み、…わたしの定めと、おきてとを守るならば…イスラエルに王たる位をながく確保するであろう」(列王紀上九章四、五節)という祝福の言葉でしたが、同時に警告もお与えになりました。
シバの女王は、主の名にかかわるソロモンの名声を聞き、はるばるイスラエルにやって来ました。イスラエルの繁栄とソロモンの知恵、仕える者たちの様子、神殿での礼拝の様子に、「全く気を奪われてしまった」(同十章五節)のでした。そして「あなたの神、主はほむべきかな。」(同十章九節)と称えています。
ソロモンは周辺の諸国と広く外交を行い平和と繁栄がもたらされました。人や物、文化の交流も盛んでした。しかし異教の宗教も招き入れる結果となり、これが王国分裂の要因となっていったのです。 (市川)
「アブラハムとの契約」 創世記15:1〜6 伊藤 牧師
2007年3月18日
アブラハムの生涯は、文字どおり波瀾万丈の出来事に満ちています。けれども、彼が神様のみことばに信頼して、「行く先を知らないで出て行った」というあの最初の信仰の決断は、以後すべての事柄の中に貫きとおっている一本の明確な線だと思います。
人生の中に一本の線が通っているかどうかは極めて重要なことです。その時々に応じて、その場限りの小手先細工で、何とか人生をやりくりして生きていく人も、世の中にはいます。
しかし、アブラハムは神様の召しを受け、信頼を持ってそれに応えようと決断した時から、明確な一線を貫いて、真実に、筋の通った人生を歩き続けた人物です。有名なF・B・マイアー先生はアブラハムの生涯を記した著書に「信仰の高嶺をめざして」と題をつけています。
この創世記15章には二つの約束が繰り返されています。それは「アブラハムの子孫と、彼の子孫が所有する土地」に関するものです。
今朝は、神様とアブラハムとの契約について学んでいきましょう。(伊藤)
「あなたの心は大丈夫?」 箴 言4:23 伊藤 牧師
2007年3月11日
聖書に「油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである」とあります。これは私たちの厳しい生活の戦いで、第一優先に心を守るようにとの勧めです。
にもかかわらず、勉強や仕事の忙しさにとらわれて、心を守ることはなおざりにされ、忘れ去られているのではないでしょうか。「忙しい」という字は、心を亡ぼすと書く、といわれるように、目の前の生活のことでいっぱいで、大切な自分の心、魂のことを亡ぼすことにならないように注意したいものです。
現代は「心の時代」だとも言われ、心を大切にするように叫ばれています。豊かな心、優しい心、思いやりの心等の欠如がさまざまな問題を引き起こしているからでしょう。
だから「心を守る」ことに努めることは、とても大切なことです。しかもそれは私たちの人生の祝福につながっていく道なのです。
今朝は「あなたのこころは大丈夫?」というテーマで、私たちがどのように心を守るべきかを学びましょう。(伊藤)
「キリスト以外に救いはない」 使徒行伝4:1〜12 伊藤 牧師
2007年3月4日
宮の「美しの門」で、ペテロとヨハネを通してなされた神様のいやしの出来事は、センセーションを巻き起こして、大勢の人々がペテロたちのところに駆け集まってきました。
そこでペテロは、この人々にこの男を癒されたのは、死者の中から甦り、天に上げられたイエス様であるとはっきり告げたのです。それからペテロが、イエス様を信じ受け入れるように勧めると、男だけでも五千人ほどの人々が信じました。
しかし宮守がしらたちは、自分たちが管理する敷地内で、何の許可もなく、大勢の人々の前で、ペテロが大胆に説教しているのですから、面白くありません。
また、サドカイ派の人々は、「復活」などないと言っているのに、真っ向から対立するかのごとく、ペテロがイエス様の「復活」を述べ伝えているので、腹立たしくてたまりませんでした。
ついに彼らは、二人を捕らえて留置し、明日の裁判にかけることにしたのです。こうしてキリスト教会始まって以来最初の迫害が始まったのです。(伊藤)