礼拝のメッセージ 2006年2月
「人生の耐震策」 マタイ福音書7:24〜27 伊藤 牧師
2006年2月26日
大正時代に建築された、旧帝国ホテルは、アメリカの建築家フランク・ライト技師によって建設された。
彼はこの工事を引き受けた時、地震の多い日本でも耐えらるような立派なホテルの建設を目指したと言われる。
大正12年、日本中を震撼させた関東大震災が起こった時、彼の建てた帝国ホテルは倒壊しなった。
今、ホテル,マンション建築の構造計算に偽りがあって、耐震強度不足問題が日本中を騒がせている。
家族の団欒の場として、終の棲家として多額のお金で購入した自分の家が、耐震偽装ということで、震度5強で倒壊の恐れがあるということだ。住民は苛立ちと不安をつのらせている。
そして、人生にもさまざまな嵐や地震が突如として襲ってくる。
キリストはこうした出来事への対策として、誰でもしっかりした土台の上に、人生を築くことを勧めている。
今朝は、キリストが語られた山上の説教から、この大切な人生の土台、骨組みをいかにすべきかを考えよう。(伊藤)
「クリスチャンの幸福」 詩 篇84:4 伊藤 牧師
2006年2月19日
今日は礼拝に続いて定期教会総会が開かれます。佐藤竹夫兄を総務担当職員として採用する提案、2006年度予算審議があります。お祈りを持ってご参加くださいますようにお願いします。
詩篇84篇には「あなたのすまい」
「主の大庭」「わがすまい」「あなたの家」「あなたの大庭」「わが神の家」といった言葉が次々に出てきます。
84篇は、神様の家または主の住まいとしてのエルサレムの神殿に、かなり強調が置かれて歌われているのです。
イスラエルの民にとって、エルサレムの神殿は、彼らの歴史をとおして、常に主なる神様の臨在する場所として重要なところになっていました。いわば彼らの霊的生活の中心を占める場所であったわけです。
私たちクリスチャンにとって、このような場所は教会であるということができるでしょう。教会でささげる礼拝およびさまざまな集会において、神との出会いを経験していくからです。
そしてこの経験を重ねていく事が、クリスチャンの幸福なのです。(伊藤)
「真夜中の賛美」 使徒行伝16:25〜28 市川副牧師
2006年2月12日
パウロたちがピリピの町でイエス様のお話を続けていると、占いの霊につかれた女が幾日も後について回りました。パウロが困り果てて、キリストの御名によって霊を追い出すと女は正気に戻りました。かわいそうなこの女は、商売に使われて、主人たちはぼろもうけしていたのです。もう商売ができなくなった主人たちは、「この人たちは町をかき乱して実行してはならない風習を宣伝しているのです」と訴えました。パウロたちは裁判を受ける機会もないまま鞭打たれて、獄屋の奥に入れられ足かせをしっかりとかけられたのです。
その夜、パウロたちは鞭の痛みで眠れなかったでしょうか、暗い獄屋で祈りつつ賛美歌を歌って過ごしました。静かな祈りと賛美の声が獄屋に響きつづきました。聖書には「囚人たちは耳をすまして聞きいっていた」とあります。真夜中に静かに響く賛美歌に、囚人たちは知らず知らず耳を傾けていました。不思議なやすらぎを受けたのでしょう。獄吏と家族がイエス様を信じて救われたのも神様の尊いみわざでした。(市川)
「からだのよみがえり」 コリント第一の手紙15:35〜44 伊藤 牧師
2006年2月5日
人は誰もが永遠の生命に対する期待を抱いています。しかし、最初の人アダムが犯した罪のゆえに「人は一度死ぬ」ことが定まっているのです。死は、富も名声も快楽も、そして愛する者まで奪い去るのです。
しかし、イエス様は十字架にかかって人類の罪を滅ぼし、三日目によみがえることによって、人類の最後の敵である死を滅ぼされました。ですから、イエス様を信じる者は罪が赦されて、永遠の生命が与ええられるのです。
そして、永遠の生命の恵みに預かっている者は、死によって肉のからだを脱ぐと、さらにまさる霊のからだが着せられると約束されているのです。
それは、朽ちる、卑しい、弱い、肉のからだを持った人間が、朽ちない、栄光ある、強い、霊のからだによみがえらされるということなのです。
今朝は、聖霊なる神様がもたらしてくださった「罪のゆるし」に続いて、使徒信条の「身体のよみがえり」を信ず、という信仰告白をごいっしょに学んでいきましょう。 (伊藤)