館林キリスト教会

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礼拝のメッセージ 2003年8月

「不思議な本=聖書」 テモテへの第二の手紙3:14〜16 伊藤 牧師

2003年8月3日
  ある時、アメリカの有力雑誌「ライフ」が、この千年間の間に最も重要な出来事のトップに、「グーテンベルクの聖書印刷」をあげたそうです。
 確かに、聖書は人類の歴史に最も大きな影響を与えた書物であることは間違いないと思います。
 読まれた時代の長さ、読んだ人の数、頒布された地域の広さ、翻訳された言語の数、出版された冊数、歴史に与えた影響の大きさ、どれを見ても聖書を越える書物はありません。
 多くの本が一時的な人気で消えていく中、聖書は依然として今もベストセラーです。聖書がこれほどまでに読まれている理由は、一言で言えば、聖書が人間の根本的な問題に対する解答を与える神の言(ことば)だからです。
 聖書は、単に過去の出来事や昔の人の言葉を記録している歴史の本ではなく、今も生きている人に語りかけ、その人に問題を解決する力を与える本だからです。
今朝は、この不思議な本である「聖書」についてお話します。  (伊藤)

「キリストによる救い」 使徒行伝4:12 伊藤 牧師

2003年8月10日
  私たちは「救い」という言葉をしばしば耳に致します。では聖書が語っている「救い」とは何でしょうか。
 キリストの弟子であったペテロは、サンヘドリン議会にて、イエス・キリストを十字架につけた大祭司アンナスをはじめ、カヤパ及び大祭司一族、民の指導者、長老、律法学者たちを前にして、「この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」と大胆に「キリスト以外に救いはない」ことを語りました。何がペテロをそこまで言わせたのでしょうか。
 ある人の歌に「わけのぼるふもとの道は多けれど同じ高嶺の月を見るかな」というのがあります。これはどの宗教も結局は同じさ、という日本人の宗教観をよく表していると思います。
 世の中には沢山の宗教があるのに、なぜキリスト教でなければならないのでしょうか。昔からすぐれた宗教は他にもあるのに「救い」は、なぜイエス・キリストでなければならないのでしょうか。今朝はこのお話をします。(伊藤)

「一切の秘訣」 ピリピ人への手紙4:6、7市川副牧師

2003年8月17日
  この手紙を書き終わるに際して、パウロは生活問題の秘訣について記しています。「わたしを強くして下さる方によって」とありますように、キリストにあるパウロは、キリストによって「どんな境遇にあっても、足ることを学んだ」と証しています。
 聖書にはあらゆる場合の一切の秘訣が記され、神様の導きのうちに教え導いていただけるのです。
 パウロは神様のお恵みと、ピリピ教会の人々の祈りとささげものを受けて、伝道に励んできました。パウロの伝道を導き支えてくださったのは神様にほかなりません。そして神様の不思議な御摂理のうちに、ピリピ教会の人々の祈りと奉げものが用いられて、パウロは、暖かい励ましを受けたのです。
 このささげものに対して、心からの感謝を表すとともに霊的な祝福について記しています。信仰によるささげものは、神様の御前に「かんばしいかおり」であり、「あなたがたの勘定をふやしていく果実」だと、その霊的祝福の奥義を記しています。       (市川)

「生き返った息子」 列王紀下4:8〜17 伊藤 牧師

2003年8月24日
 今朝の聖書箇所の舞台は、シュネムという所です。その地はイスラエルでも最も豊かな地の一つです。エリシャはカルメル山から四十キロ位離れたこのシュネムへよく行っていました。
 ここに神を畏れる一人の裕福な婦人が住んでいました。婦人はエリシャがこの地を訪れたのをきかっけに、エリシャがシュネムを訪れる度に、彼を自分の家に招き、温かくもてなしていたのです。 
 しばらくして婦人は、自分の家の屋上に特別な部屋を造り、エリシャが休息と祈りのために自由に使えるよう提供したのです。この婦人はエリシャが神の人であることを知って、エリシャを助けることによって、なんとか神様のためにお役に立ちたいと願っていたからです。
 エリシャは、こうしたこの婦人の親切に報いるために、婦人の願いを尋ね、やがてその婦人に子供が与えられることを告げたのです。
今朝は、預言者エリシャの時代に起こったある家庭の一つの出来事を通して、神様は信じる者の祈りに答えてくださることを学びたいと思います(伊藤)

「ペテロの信仰告白」 マタイによる福音書16:13〜20 江森 五男

2003年8月31日
 今朝は、教会役員の江森五男兄が礼拝説教のご奉仕にあたってくださる。
 クリスチャン向けの月間雑誌「百万人の福音」十月号には、江森五男さんが書いた「館林キリスト教会」の紹介記事と写真が掲載される。この雑誌は、私たちの信仰を養うのにとてもよい読み物なので、多くの人に読んでいただきたい。
 江森さんは四十五年間も、「百万人の福音」を読み続けている。それも中味も殆ど全部読んでしまうそうである。
 館林キリスト教会に来るようになったきっかけも、前に「百万人の福音」に掲載されていた小林牧師の文章を読んで、館林キリスト教会の存在を知ったことだという。
 さて、今朝江森兄は「ペテロの信仰告白」と題して説教をしてくださる。この箇所は、聖書の中でも江森兄の大好きな箇所だそうだ。ペテロとは「巌(いわ)」という意味である。「知る人ぞ知る」で、江森兄のペンネームは「名和巌」だ。自宅の表札にも書いてある。いかにこの箇所を愛読しているかが察せられる。
 耳を傾けてお聞き下さい。 (伊藤)