館林キリスト教会

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ショート新約 ヨハネ第二の手紙

 

愛の基盤  ヨハネ第二1〜6 2003年05月11日

 「選ばれた」(1節)とは、導かれて、イエス・キリストを信じた人々に使われます。そのお互いは「真実に愛す」べきであることが、今までも教えられてきました。この愛について、大切なことは「真理を知っている」(1節)ということで、著者や手紙の受取人や、また他の人々の共通点でした。愛は麗しく、尊いものですが、脱線の危険性も常にあります。主にある者たちの互いの愛の関係は「永遠に共にあるべき真理による」(2節)のです。真理によって愛が築かれなければなりません。真理は互いの愛の基盤なのです。「永遠にあるべき真理」とはイエス・キリストをさしているように思われます。イエスさまご自身、かつて、「わたしは道であり、真理であり、命である」(ヨハネによる福音書14章6節)と言われました。イエスさまこそ、真理であり、愛であられました。(市川)
 

強い警告 ヨハネ第二6〜13 2003年05月18日

  父の戒めどおりに歩くこと、すなわち真理のうちを歩くことが愛であり、愛のうちを歩くことが父の戒めを守ることです。主を信じる者たちは、旅人をもてなすようにと教えられ、これが信仰者の特徴のひとつでした。しかし偽りの教理を伝え巡回してくるにせ教師については拒否するよう強く警告されています。彼らはキリストが肉体をとってこられたことを否定し人々を惑わしました。福音書に記されたキリストのご生涯と十字架の贖いの死を否定するものでしたからよくよく警戒しなければなりません。ピリピ2章6〜8節に「キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。」と、人となってくださった神なるキリストの恵みが記されています。   (市川)